好きな曲の楽譜を買おう!今はお家で購入・印刷できます
楽譜を選ぶのが大好きでした
私が子どもの頃は、1曲ずつ売っている全音の「ピアノピース」が魅力的でよく買ってもらっていました。
買い物に行ったとき、楽器店に寄ってもらい、ピアノピースの引き出しから「どれにしようかな?」と選ぶ時の楽しさ。
そして買ってもらって家に帰ってくるまでのワクワク。
家に帰って早速ピアノに向かって弾いてみる。
あれ?弾けない。
あれ?思っていた感じと違う。
楽しさは家に帰ってピアノに向かうまでで、弾いてみるとガッカリということが多くありました。
弾けなくても自分で楽譜を選ぶことは意味がある
最初は弾けない時が多かったのですが、だんだん、楽譜を見ただけでどんな音が鳴りそうか、自分に弾けるレベルか
分かるようになってきました。
ピアノを習っていると、レッスンで与えられた曲だけを弾きがちですが、自分で楽譜を選ぶということはとても意味があります。
楽譜を見ただけでどんな音楽が鳴るか想像できるようになるのです。
小学生時代の私は失敗が多かったですが、中学、高校と経験を積むにつれて「だいたいこんな音が鳴るはず」という感覚が分かってきました。
特に、教員になって吹奏楽部顧問になった時、このスキルが役立ちました。
吹奏楽部顧問は、何の曲を演奏するか、楽譜を買わなければなりません。編成はどうか、レベルはどうか、子ども達は好んで演奏するか、など総合的に判断して曲を選びます。
吹奏楽の楽譜は結構なお値段なので、失敗するわけにはいきません。ですから、よく吟味して、つまり、楽譜をよく見て、選んでいました。
スコア(全体の楽譜)だけを見て、判断していくのは難しかったですが、やらないわけにはいかない状況でした。
おかげで、縦に20以上あるパートが書かれたスコアを見ながら指揮をすることもできるようになりました。途中で、音のミスやタイミングのミスも分かるようになっていったので、経験ってすごいな~と忙しい仕事の中、感心することもありました。
よく使う楽譜ダウンロードサイト
ぷりんと楽譜
編曲が良いものが多く、レベルも多岐にわたります。同じ曲でも指番号付きのものから協奏曲風か、と思える超上級者向けものまであります。
サンプルが見やすく、検索もしやすいので子ども達の楽譜を選ぶ時、よく使っています。
@エリーゼ(アットエリーゼ)
曲が発表されてすぐに楽譜は発売されません。ぷりんと楽譜は安定していますが、新しい曲の楽譜はないことがあります。そんな時はこのサイトを使います。
購入の仕方は「購入体験」というコーナーで詳しく説明されています。
印刷は自宅でもコンビニでも
両方とも、自宅のプリンターで印刷できることはもちろん、コンビニで買うこともできます。コンビニ印刷の方が若干お値段が高くなっています。
ほかにも様々なダウンロードサイトが
「楽譜 ダウンロード」で検索してみて下さい。サイトによって特色がいろいろあり、面白いですよ。
お小遣いで楽譜を買った生徒さん
スマホで購入→コンビニで印刷 の方法を教えたら、自分で買ってきた子が現れました。
「ハナミズキ」はいろいろなレベルがあるので、予想通り迷ったそうですが、サンプルを見ながら決めて買ったそうです。
スマホで曲の番号をひかえておいて、コンビニのコピー機で現金で買ったと教えてくれました。クレジットカードも通さないので気軽です。
300円から500円程度で買えるので、ある程度弾けるようになったら挑戦するのもありですね。
ママが隠れてダウンロードしている
生徒さんのママの中に、自分が好きな曲をダウンロードして、子どもがいない時に楽しんでいる、という方がいらっしゃいました。
子どもには、「内緒」だそうです。
子どもの頃、ピアノを習っていて、ちょっと弾いてみたいな、と思ったら、好きな曲をダウンロードするだけでも気分が上がりますよ。
せっかく、お家にピアノがある環境なので、ママやパパが楽しみに弾いたらもっと楽しいですよ。