大人の初心者おうち練習のコツ

ちっともうまくならない、上達しない、と思っているかもしれません。そんな方はこんな練習方法をお試しください。

弾きたい曲は自由に!楽しく!弾きたいだけ

ピアノを習うと、色々な決まりや弾き方を習います。だからといっていつも弾いている好きな曲を新しい弾き方で弾くことはありません。
好きな曲は、ピアノを習い始めても自由に!楽しく!弾きたいように!弾きたいだけ弾きましょう。

弾きたい曲と「宿題」は別

宿題は、弾きたい曲と違って、教わった通りに練習しましょう。自由な弾き方と宿題の練習は違う、という感覚が上達には必要です。

 

宿題は「できる」ではなく「慣れる」のが目的

「お家では全然できなかったのに教室に来たらできた!びっくり」という生徒さんがよくいます。これが正解です。お家練習ではできるようになる必要はありません。
宿題に出すのはレッスンでできたことです(当教室の場合)。レッスンでできたことを、自分でスラスラできるようにお家で慣れてもらうことが目的です。お家で慣れると、次にレッスンに来た時、身に付いているかが分かります。

 

お家練習の工夫

歯磨きの習慣のように、気分に関係なく、自分にできる範囲で積み上げることが大切です。一例です。

  • 好きな曲を弾く前に、ウオーミングアップとして
  • タイマーをかける(時間は自分で決める)
  • ピアノの前を通ったら1回弾く
  • ピアノに本を開いたまま置いておく。弾いたらめくって同じ所だけの練習にならないようにする

分からないことがあったら、早めに講師に伝えましょう。

 

上達は直線ではなく階段状。ある日突然やってくる

今までの生徒さんを見ていると、少しずつ、上達することもありますが、突然上達する場合が多くあります。

少しずつの上達は、日々、気が付きません。全く上達していないんじゃないかと思うほど。これが階段の平面の部分です。

しかし、毎日の練習やレッスンを積み重ねていくと、ある日突然すごく上手になります!階段を一段上りました。

上達しないからとあきらめると、上達の階段をのぼれません。淡々と少しずつ続けることが、上達の早道です。

 

楽譜は外国語の習得と同じ。時間がかかる

文字を読むように楽譜を読めるようになるには、外国語を習得する時と同じように、たくさんの量と慣れが必要です。

6年間習う子ども達でも、文字を読むようにスラスラ読める子は多くありません。しかし、正しい知識を身につけるので、読み方が分かり、ゆっくりでも自分で楽譜を読むことができるようになります。

苦労も多いですが、必ず上達します。あきらめずに一緒にがんばっていきましょう