大人の初心者のピアノの選び方
ピアノを習うならお家にピアノがある方がいい
ピアノはお家で練習してから、レッスンで先生に見てもらって上達していく習い事です。
お家での練習をするとしないとでは、上達の速度が違います。そして、お家にピアノがあるという楽しみが増えます。
ピアノが家にあるだけで嬉しい、とおっしゃった方がいます。
とはいえ、ピアノは高価な買い物です。慎重に選ぶ必要があります。
情報を仕入れる
- ピアノの先生に聞く
- ネットで調べる
- ピアノを習っている知り合いに聞く
- 楽器店に行く
購入前には、もちろんですが、必ず調べましょう。
まずは、習っている先生に聞きましょう。知り合いの楽器店を紹介してもらえることもありますし、生徒さんの様子などからどんな方法があるか聞くことができます。
ネットの情報は、多すぎるのが難点なので、惑わされすぎないように。
情報に振り回されないために、習っている知り合いがいたら聞いてみたり、楽器店に足を運んでみるのもよいでしょう。
ピアノを持っている人の家におじゃまして見せてもらうのも良い方法です。
楽器店で聴く音と家の中で聴こえる音は違う
楽器店では「試弾」、試しに弾ける場合があります。電子ピアノが自動演奏していることもあります。
注意しなければならないのは、その音は家の中で聴くとかなり大音響だということです。
楽器店などは広い空間なので、音が散って普通に聴こえる、もしくは周囲に音があふれていると「音が小さめかな?」という印象を受けることもあります。
ところが、家の中は狭い空間です。同じ音量でも楽器店で聴くよりずっと音が大きくなります。音色も変わって聴こえる場合もあります。
「もらう」という方法
お知り合いに、使っていないピアノ、電子ピアノ、キーボードなどを持っている人はいないでしょうか?
声をかけてみるのもいいです。
購入する前に、もし、使わなくなったピアノを譲ってもらえれば、家の中にピアノを置く、ということがどういうことかイメージができます。
- 実際にどのくらいの大きさなのか?
- 音の大きさはどうか?
カタログなどに楽器の寸法が書いてあります。メジャーで計って、だいたいこのくらいと予想を立てますが、もしもらえるなら、実際に置いてみて、どのくらいの大きさなのかイメージすることができます。
音量も、上記に書いたように、家の中でどんなふうに鳴るか、確かめることができます。
気軽にもらえる条件があるのなら、試してみて、実際の購入の目安にするのもひとつの方法です。
ピアノ練習室をレンタルするという方法
ピアノの練習室を1時間いくらという感じで借りる方法です。楽器店やスタジオなどで提供していることがあります。
「ピアノ練習室 レンタル」などのワードで調べてみてください。
公共施設にもピアノ練習室があります。公民館や、コミュニティーセンターなどです。自治体によって制限がいろいろなので、調べてみるといいでしょう。
公共施設は、お値段が安めです。ただ、申し込みが多いのでなかなか希望日に予約できないということもあります。
そして、施設によって、ピアノの種類や状態が違います。メーカーによる音の違い、部屋による音の違い、調律による音の違いなど、リアルに体験できるのがピアノ練習室のレンタルです。
私も学生時代、練習室をレンタルしていました。日によって楽器店を変えたり、お金があるときはグランドピアノにしたりなど、色々試していました。
通える範囲にこうした場所があれば、1度借りてみると、ひとりで練習するイメージが湧くと思います。
すでに習っていて、電子ピアノもアップライトも不満。グランドピアノで弾きたい、という場合もレンタルで試すと楽しいです。
ピアノそのものをレンタルするという方法
本物の木のピアノや電子ピアノもレンタルできる世の中になりました。
「ピアノ レンタル」で検索してみて下さい。
お値段だけで判断せず、色々な条件があるので、必ずよく確かめて契約した方がよさそうです。
実家にあるピアノは使える?
兄妹が使っていて、何十年もそのまま実家に置いたまま、というピアノはありませんか?
昭和40年代~50年代くらいはピアノの習い事がとても盛んだった時代です。古いから使えないのでは?と思いがちですが、ピアノは違います。
直して使える場合があります。
「中古ピアノ 調律」などのワードで調べてみて下さい。
古いピアノをよみがえらせるには、経験と実力がある調律師の腕にかかっています。ただ、保存状態が悪いとできない場合があるので、相談してみて下さい。
私が子どもの頃使っていたピアノも再び使えるようになりました。
まとめ
ピアノを買ったけど習うのをやめた、という話もあります。そうならないために、納得する方法をご自身で決めて実行するというのが大切ではないかと思います。
ピアノ選びは、ピアノを習うのと同じくらい難しいかもしれません。
でも、だからこそ、嬉しさや楽しさ、達成感が味わえるのだと思います。