大人がピアノを始めたい時ぜひ読んでほしい本
体験レッスンに申し込む勇気がない
(体験レッスンに申し込む)その壁を乗り越えたごく一部の人たちが、それまで考えも及ばなかった楽園を楽しんでいます。
ピアノを習うにはまず、体験レッスンに行くことが大切です。
その後のミスマッチをなくすため、自分が希望するレッスンをしてくれる場所か確かめるためです。ところが、体験レッスンに申し込むのはハードルが高い。
メールや電話で連絡をする、その一歩が難しい。
そう思っているのは自分だけだと思っていたとしたら、どうも違うようです。
多くの人がその壁を乗り越えられずにいるのです。しかし、その壁を乗り越えたごく一部の人だけが、それまで考えも及ばなかった楽園を楽しんでいるというのです。
驚きました。
体験レッスン申込みのハードルは高い。
そして、乗りこえれば「楽園」。
人生100年時代“最強の習い事”そうだ!音楽教室に行こう|大内孝雄
大内孝雄さんの著書が音楽業界で注目されています。
著者は銀行マンを経て音大教授を務めた異色の経歴の持ち主です。
この本の驚くところは、膨大なデータと取材に基づいて書かれていることです。
内容が濃い。とにかく濃い。
さすが銀行マンの感覚で数字の説明がうまいです。楽器を購入するのは高額になります。でも最初の出費は大きいけれど、〇年使っているから年間当たり○○円。
1ヶ月にしてみれば○○円、と言われれば、納得します。
私が子どもの頃使っていたピアノは引き継がれて約40年後の今も使われているわけですが、こうした計算をしてみれば、楽器の購入の考え方も少し変わります。
目次より
【第1章】日本独自の進化形「音楽教室3.0」の幕開け
【第2章】当世人気楽器事情
【第3章】音楽習って、人生を輝かせている人々
【第4章】もしかして、音楽って最強の習い事?
【第6章】いざ、音楽教室へ
【第7章】音楽を人生最高のパートナーとするために
タイトルにも目次にも「ピアノ」という言葉はありませんが、ピアノ教室に当てはまることがたくさんあります。
大人で超初心者だけど、ピアノを習ってみたい、という人には参考になること間違いなしです。
著者が実際に体験レッスン!その数10
まさか!と思ったのが、体験レッスンのくだり。
ピアノをはじめとして、なんと10種類の音楽の体験レッスンのレポートが書かれています。
それはすべて、著者が体験している!
身体を張って書いた熱意が伝わります。
データもすごいですが、取材の量も半端ない。習っている人の実際の声が各所にちりばめられていて、ページの下にひとこと感想まで載っています。
第7章の「音楽を人生最高のパートナーとするために」では、音楽を習っている人の名言や思わず笑ってしまうエピソードもあり、読むだけで、音楽をしている人たちに囲まれている感覚になります。
名言は、本当にすばらしいです。
「考えも及ばなかった楽園」へ
この本を読んで、今まで一部の人しか行かれなかった「考えも及ばなかった楽園」へ行ってみませんか?
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