いろいろな調を弾ける楽しみを味わえるのがピアノ
〇調と聞くと嫌だった学生時代
「調」と言ったら、まずは、ドレミのハ長調。次がソラシのト長調、フラット一個のヘ長調
バイエルから習った私にとって、色々な調があるということは、理解しがたく、超難関でした。
楽譜の最初にシャープ(♯)やフラット(♭)が多くなればなるほど、嫌な気持ちになりました。
でも、仕組みを知り、吹奏楽などを経験すると、調がたくさんある、というのは面白い、と気付きます。
バスティンの教材は最初から色々な調を弾く
ところが、ピアノを習うのにバスティンの教材を使うと、ハ長調がまず出てきて、2冊目にはト長調とヘ長調がすぐに出てきます。
五線紙を正しく読む勉強をするまえに、グループで分けて調を自然に学んでしまうのです。
1音ずつ和音で上がるのが自然に弾ける
調というのは、どの音からも「ドレミファソラシド」が弾けると言うことです(極論ですが)
例えば、「レ」から弾くには、「ド」と「ファ」がシャープです。
同じように、ミからも、ミ♭もドレミファソラシドと弾けます。
言葉で言うのは、複雑で難しいので、生徒さんが自然に弾いてしまった動画をご覧下さい。
バスティンはまず、ドレミファソラシドの前に、5本の指で弾く「ドレミファソ」までを弾けるようにします。
動画を見て分かると思いますが、左手は、白い鍵盤だけ、もしくは、3の指が黒鍵のみです。
これが、調を自然に学べる分かりやすい仕組みです。
Bは難しくてよく弾けないから撮らないでね
Bとは、Bメジャー、つまり「シ」から始まるロ長調です。これは、シャープが6個つくので弾くのがとても難しいのです。
この生徒さんは、CからAまでは順番に弾けるようになったけど、Bはまだ弾けない、と分かっているのです。
ここで、B、C、Aは、シ、ド、ラのことで、英語読みです。
英語の読み方ができるとコードネームに直結するので、弾きたい曲があれば、コードネームですぐに伴奏ができます。
生徒さん達は、初めて習う1冊目で「Aーラ」を言えるようになります。
レッスンで、FとかGとか英語読みが飛び交うのも、習い始めてほんの2,3ヶ月です。
難しそう、と思うかもしれません。私も最初は子ども達ができるか不安でした。
でも、理解していくのです。
テトラコードは分かる子とそうでない子が半々ですが、仕組みが分かるとピアノの面白さ、深さを感じられるようになります。
難しい言葉が多いですが、レッスンの中で子ども達は
自然に身に付けていきます。
岩下音楽教室 岩下春江
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