伴奏を練習するときに気を付けること~音源あり

生徒さんの学校での伴奏を応援しています

学校の音楽会や合唱コンクールで伴奏をすることを夢見て、オーディションに挑戦する生徒さんが毎年いらっしゃいます。

当教室では全面的に応援、サポートしています!!!

受かるコツ、必要な情報、手を抜いても大丈夫なところ、などなど学校の先生の経験もあるので、「学校で」伴奏をするにあたってどんなことに気をつければいいか、アドバイスができます。

renndan

連弾ではだいたい「左側の人」が伴奏になります

金管楽器の伴奏

今回は、金管楽器のアンサンブルの伴奏を頼まれてきました。

つまり、ソロの伴奏です。

合唱とは違って、ソロの人、ひとりに集中する必要があります。

 

伴奏で気を付けるべきこと

  • 主役は相手

    普段はピアノがメインなので自分本位でいいところですが、相手が主役、というのを案外忘れがちになります。

  • ミスは許されない

    主役は相手なので、ピアノの伴奏が多少できなくてもいいか、とも思いますが、逆にピアノの伴奏の良しあしで相手の演奏が引き立つか否かが決まってしまいます。
    当然、ミスタッチは無し、になるまで練習が必要です。
    とはいえ、自分のレベルを超えた曲の場合は、主役のメロディーを生かしつつ、伴奏の音を減らしたり変えたりすることがあります。
    学校の先生として、音楽会で何度も伴奏を見てきたからこそ分かることです。

  • 頭の中で相手の音を鳴らす

    ピアノは右と左の音を同時に鳴らし、その音が頭の中で鳴ります。バランスや音量など頭の中で操作していきます。それに加え、主役の音も同時に鳴らします。
    必ず、頭の中に主役の音を鳴らします。(これ本当に大事!)
    左手を弾きながら主役のメロディーを歌うなどの練習もします。
    これができて初めて、伴奏としての役割ができることになります。

  • 合わせて初めて気付くことがある

    ひとりでピアノの伴奏の練習をしている時は、間違えやすいところを練習しますが、合わせてみると、それよりも思わぬところが弾きにくい、合わせにくい、ということが出てきます。

  • ミスをしたらどうするか打ち合わせておく

    本番の時、途中で止まってしまったらどうするか、どんな風に演奏し直すか、打ち合わせておくだけで安心です。
    これをしないと、本番で焦ってしまいます。

  • どのタイミングで音楽を始めるか

    音楽の出だしはピアノの伴奏から始まることが多いですが、主役の合図があって演奏し始めるのが通常のやり方です。アイコンタクトで「さあ、始めよう」と気持ちを確かめ合ってから音楽を始める練習もやっておくと安心です。

 

こんな風に仕上がりました~音源あり

私自身は、伴奏だけの指導なので、ソロのお相手の演奏は分かりません。

ただ、練習としてお相手のメロディーを合わせることをやってみました。

それでも、本当のお相手と音を合わせてみないと、実際のところは違うと思います。

 

私は鍵盤ハーモニカを演奏しました。しゃべらず、フェイスガード、向きを変えるなどの感染症対策をして録音しました。

 

「いつも何度でも」

 

伴奏は生徒さんです。

2分ほどですが、集中力を持続させるために、練習が必要になってきます。

本番でよい演奏ができるように応援しています!