ミスがなくならないのは間違いを認めたくない気持ちがあるから
いつも同じところでミスをする
曲の練習をしていると必ずつっかかるところ、決まっていませんか?
ピアノでもリコーダーでも鍵盤ハーモニカでもどの楽器でもあることです。
つっかかると、必ず最初に戻る。そしてまた同じところでつっかかる。その先に行けないという無限ループにはまってしまいます。
こうしたパターンはよくあることで、音楽会の練習、吹奏楽部の練習、いろいろな場所で経験してきました。
人間の心理として、間違えたら最初に戻りたいという欲求があるではないか、と感じています。
間違いを認めよう
無限ループにはまる原因は、間違っている、覚えていない、できていない、ということを自覚していないことにあります。
「あっ、ちょっと止まっちゃったな」
くらいの軽い意識でいることが多くあります。
だから、すぐに戻る。そして止まる。また戻る。・・・・・
1曲弾いた後に質問します。
「今弾いて、弾きにくいところなかった?」
「ここ」と言えればいいのですが、答えが出ないと間違いを自覚していません。
「この部分って、スラっと弾けた?」
と聞かれて、あ、そう言えば、弾けなかった!と初めて自覚します。
ミスは2つの音でしかない
間違えるところを楽譜で確認します。
簡単な曲だと、1小節の中の一部分です。多くても1小節か2小節。
その部分を取り出して、繰り返し弾きます。まずは5回繰り返します。正しく弾けて5回です。
ミスをしたら、もっと短い部分に切り取って5回繰り返します。それでも弾けない時があります。
さらに短く切り取ります。
これを繰り返していくと、2つの音になります。
ミスをするのは、今置いている指から次の音へ行く、その動作ができていないのです。
今日できなくても明日
ミスは1日では直りません。今日、間違いを認めて、細かい練習をした。だから明日もやってみよう、という気持ちで取り組みましょう。
寝ると脳に定着してだんだんできるようになります。
「だんだん」というのは人によって違う期間です。ですが、間違いを自覚して正しく練習した場合、ある日突然できる日がきます。
本当に、突然できるようになるのです。
学校の先生時代、音楽会の練習をしていた時のことです。あと1週間しかないのに正しく演奏できるようにならない。どうしよう。。。細かく区切って間違いを自覚する練習はしていました。
毎日焦っていました。
でも、ある日突然できるのです。それもひとりや二人でなく、何人も。3年間で毎年同じように子ども達は克服していました。
そんな経験があるので、ミスがある場合はまず、間違いを認めて、細かく練習しようと思うようになりました。
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