「ピアノ初めてさん」が最初にできるようになること

ピアノの鍵盤は2色ですが

ピアノの鍵盤は 黒 と  2色です。

そして、黒(黒鍵)が3つのまとまりとつのまとまりに分かれています。

ドレミが分かるようになるには、この2つのまとまりがわからないといけません。

 

簡単!

 

と思われますか?

 

1回だけなら簡単かもしれませんが、ピアノの鍵盤を全部使って演奏できるようになるには

この3つと2つの違いが瞬時に分かるようにならなければなりません。

 

 

 

 

3つの黒い鍵盤が分かるかな?

「瞬時に分かる」とはどういうことかというと

  1. すばやく、目で判断
  2. 手が3つの黒い鍵盤の上に動く
  3. 3つの鍵盤だけを全部弾く

1~3を考えずに、サラッとできることです。

 

初めてピアノに触れる子は、時間がかかります。

そのためにいろいろな方法で慣れていくようにします。

 

 

 

3つを見つける方法

その1 絵葉書がささるところにはさむ

 

まず、2つと3つのまとまりがあることを目で認識できるようにします。

ピアノの鍵盤はうまいぐあいに、この2つと3つの間だけ1本の隙間があります。

ここに絵葉書をさします。

 

さしたあとに、「3つのところをグーで弾いて」など指示を出し、2,3と連続で並んでいることを認識させていきます。

 

 

その2 消しゴム人形を置く

 

「黒の3つのところに人形を置いてね」などと指示を出し、3つのまとまりがパッと目につくような練習をします。

並べ方は子どもによって個性が出ます。

 

 

 

つまめる大きさの人形を細い鍵盤に載せるという行為は、とても集中力がいります。うまく載るように子ども達は工夫します。

 

できたら、すかさず褒める。選んだ人形が可愛かったら褒める。向きがそろっていたら褒める。

自分はできる!と自信を持たせることも、大切にしています。

 

簡単なようで難しい3つと2つ

大人から見るととても簡単なことですが、ピアノを初めて習う子は、すぐに理解できません。頭では分かっていても、手が動かない、間違えて「2」を弾いてしまう、など脳と手がうまく連動しません。

少し弾けるようになった時、変なところで楽譜を間違えるという場合は、この3つと2つのまとまりが瞬時に理解できていない時があります。

ですから、一番最初は、確実に3つと2つが分かるまで、しっかりと楽しく!練習していきます。