「分からない」と言えることはとても大切。言える雰囲気を心がけています

子どもの頃は「分かりません」と言えませんでした

いや、子どもの頃ばかりでなく、学生時代も社会人になっても「分かりません」と言うのはとても恥ずかしいことで、言ってはいけない、という思いが強くありました。

だから、ピアノの先生に「分からない」と言ったことはないし、そもそも、できないのは自分のせいだからと自分を責めていました。

 

 

「分からない」「できない」で自己肯定感低下

私は手の使い方がうまくできず、変な力が入ってしまい、速く弾けませんでした。そればかりでなく、難しいテクニックが必要なところは、いくら教本が進んでも弾けるようにならなりませんでした。

 

友だちの○○ちゃんは弾けるのに、どうして弾けないのか、自分の練習方法や時間が足りないせいだ、と思っていました。

 

あるとき気付いたのです。手の使い方を教わっていない。速く弾くためのコツを知らない。難しいテクニックはどう弾いたらいいか質問していない。

 

  • 教わっていない
  • 質問していない

 

この2つのことをしていないせいで、うまく弾けるようになれない。

 

このことに気付いたのは、社会人になってからでしょうか。

 

「分からない」が言えれば上達は早い

私自身は、どこが分からないかも自覚できていませんでした。ただただ、自分がダメなんだと否定するばかりで、効率の悪い練習をしていたと言えます。

でも、ピアノを習うには、いえ、習うことは全てそうですが、正しい練習方法をしなければ、効果は0(ゼロ)です。

正しい練習をするには、自分が分からないことを先生に伝えなければなりません。

 

「分からない」が飛び交うレッスン

ありがたいことに、生徒さん達は、「全然わかんない!」とか「これって、どういう意味?」など、分からないことを分からない、とはっきり言ってくれます。

音楽記号や音楽や楽器の仕組みなどは、時にクイズ形式で問いかける時もありますが、それらは、1度で答えられなくても何度かクイズを出すうちに覚えます。

それでいいと思っています。

 

 

ただ、テクニックは、こちらで気付いていかないと、間違った方法を身に付けてしまいます。

例えば、「腕のここ痛い?」と聞いて遠慮なく「痛い」と答えてくれれば、弾き方の修正が必要なことを伝えて、直していきます。

 

ピアノの上達の近道のひとつは「分かりません」と伝えられることです。

 

 

 

 

岩下音楽教室 岩下春江

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